今は畑も凍っていて農閑期なので、塩尻では家の中の作業が主になっています。
11月くらいまでは来年の春の土作りの作業をやったり、大根や野沢菜、ネギの収穫などがありましたが、12月~3月の頭くらいまでは剪定くらいで野菜関係の事はお休みです。
逆に言うと、時間があるんで暖かい時期に出来なかった事を思う存分出来るのもこの時期です。
そしてこの年末年始には「仕事納め直前くらいに、大量のナガノパープルをもらったからジャムにする!」と、母のテンションが上がっていたので、年明けになって製作しました。
製作したと言っても、母がほぼ全工程やって私はそれを撮影したり観察していただけです。(人が作業している所をただずっと見ているのが好き)
今日はその時の様子をちょっとだけ書きます。

茹で上がったナガノパープル。
実際は湯気がいっぱい出てます。
湯気からは甘酸っぱいいい匂いが。
今回面白いなと思ったのは、最初にした工程でした。
何かというと 葡萄を茹でる。 コレです。
ナガノパープルってちょっと皮が硬いから、母的には皮を剥いて中身だけで作ろうとしたみたいです。
それを見た私は
葡萄って茹でていいの?あったかい葡萄っておいしいの?
って一瞬なりましたが、ジャムって煮詰めて作るものだし、そう考えたらまぁ、茹でるって別に問題ない事に気が付きました。
そして大体私がこの後やるのはつまみ食い。と決まっています。
というわけで、茹でたてほかほかの葡萄を食べてみると・・・
めっちゃおいしい!
茹でた葡萄がこんなに美味しいとは・・・美味しくて手が止まらなくなりそうになったので、ちょっと手伝う事にしました。
で、皮、剥けばいいの?と母に聞くと「あ、剥かなんでミキサーにかけて。」と言うので、素直にミキサーにかけて鍋へ。
「ん?」作業しながらふと流しを見ると、3つくらい剥きかけの葡萄が置かれている。
私
母
どうやら剥き始めて3個目でめんどくなって、皮ごといく事にした様です。
めんどくなるの早すぎ!
と思いましたが私は母のこういう所がかなり好きなので良しです。
ぶっちゃけ茹でる工程はいらなかったんじゃないかと密かに思いつつ、茹でたての葡萄が美味しいと言う発見があったのでこれはこれでいっか。って感じで、ミキサー作業完了。

超紫。どこまでも紫。
いい色です。
後はお砂糖を入れて、ひたすら煮詰めていきます。
お砂糖は個人的には甜菜糖みたいなやさしいものが好きなんですが、白い砂糖を食べつけている人にとっては刺激が足りなく食べた気がしないと感じてしまうの&母が好きでやっている事なので、私はあえて何も言わず、母の作りたい様に作ってもらいました。
白い砂糖もたまに食べるものなら良しです。
楽しく美味しくが大事なんで。
母がかわいいビンに詰めてくれました。 いい色。そして美味しい。
ベタにパンや餅につけるとか、お菓子に使うとか(チーズケーキに入れたい)もいいですが、私は紅茶に入れて飲むのが最近のお気に入りです。
今日は
時にはこんな感じで色々手作りして農閑期を楽しんだりもしているよ。
っていうお話でした。